~ alataな人、AMON 高橋氏 ~

 「これでいい」じゃなく、「これがいい」をめざして。

◆事業のご紹介

 2016年開業。大崎圏域、仙台、石巻など宮城県内中心に、ロゴ・屋外広告・チラシ・

 パッケージなどなど、会社・個人事業主の「顔」にあたる広告関連をデザイン制作し

 ています。

 自身のデザイン概念先行ではなく、お客様の意向に寄り添って作ることがモットー。

 サンプルデザインについて、お客様から"ここは、こっちに変えたらどうだろう?"

 "この色にしてみたら?"などの意見や提案に対して、"それじゃダメです。"と言うの

 ではなく、それらをうまく融合できるように考え抜き、カタチにしていきます。

 「これでいいよ。」じゃなく、「これが、いい。」とお客様が納得するまで妥協せず

 作ることが、AMONの最大の強みです。

 

◆QandA

 ―デザイナーとして独立起業することは、もともと考えていた?

   考えていませんでした。デザイン系学校卒業後は、東京のデザイン会社に就職。

   2社目に勤めた会社の社長のデザインが、とても強烈で印象的でした。その方に

   師事し、デザインについて学び、多数の仕事に携わりました。

   大崎市へUターン直後は、印刷会社に派遣社員として入社。勤務姿勢を認められ

   正社員となり、数年間勤務していました。

 ―起業のきっかけは、どんなことですか?

   起業のきっかけといいますか、デザインの道に戻るきっかけとなったのは、印刷

   会社で印刷オペレーターをしていた時です。その仕事柄、色々なデザインを目に

   している内に、"自分だったら、ここはもっとこうするかなぁ"、"構成はこうして

   みた方が…"と考えを巡らせることが多くなり。またデザインの仕事をしたい!

   という想いが強まり、再びデザイナーとして歩き出しました。

   起業のきっかけとなったのは、お客様と自分の間に誰かを置くことをせず、お客

   様の"生"の声を自分で聞いて、表現したいという想いからですかね。

 ―「AMON」という屋号の由来は?

   起業した時点では屋号をまだ決めておらず。仕事が少しずつ舞い込んでくるよう

   になり。いよいよ、数日後にはお客様に名刺を渡さなくてはいけない、どうする

   かなぁ…と晩酌しながら考えていたその時。師事した社長の会社名をふと思い出

   し、その会社名の一部を頂いて出来たのが"AMON"(アモン)でした。まさしく、

   「これが、いい!」と自分でも感じ。社長に連絡を取り了解いただき、最終決定

   しました。発想から約20分で決まりました。

 ―起業して良かった、と思うのは、どのような点ですか?

   自分のペースで仕事ができること。考えが行き詰った時は、仮眠したり出かけた

   り、自由に気分転換できることですね。

 ―起業してから約2年間は、alataとご自宅半々でお仕事していたとのことですが。

  alataを利用していて良かった、と思うのは、どのような点ですか?

   色々な人とつながって、創作意欲が高まりました。

 ―これから起業をお考えの方々に向けて、お願いします。

   安易に完成・完了と決めてしまうのではなく、自分が本当に作りたいもの・納得

   できる事業を続けていけるよう、自己研鑽を大事に。

   "これくらいで、いいや"、"これくらいなら大丈夫だろう"と無難にこなすだけ、

   の姿勢にはならないように。

   "自分の基本のティスト"を大切にしつつ、試行錯誤を繰り返す。そうすることで、

   自身の幅が広がっていくし、色々な場面にも対応できるようになります。

   自分の経緯は、"デザインの仕事は、もういいかな"と思い、別の仕事に就いたこ

   ともありました。しかし、その経験は、今の仕事にとても活かせています。

   長い目で見れば、経験で無駄なモノというのは無いと思います。


高橋様、ありがとうございました!

2019年7月16日掲載