「健康経営」サポーターとして、働く人たちを支える。
◆事業のご紹介
労働衛生コンサルタントのお仕事をしています。
「労働衛生コンサルタント」は、無資格のコンサルティングビジネスではなく、「労働
衛生コンサルタント」という国家資格を取得して行うものです。
職場の労働災害、職業性疾病の未然防止や再発防止策の方法や考え方を具体的に、事業
者に助言する専門家なのです。学校保健室の、会社版のような感じでしょうか。
職場の環境が、働く皆さんにとって最適な状態となるように、そして働く皆さんが健康
な状態でお仕事に携われるようサポートしています。
具体的には、企業向けと個人向けの事業内容としています。企業向けには、労働安全衛
生法に基づいた衛生診断と指導の他、保健指導、メンタルヘルス相談、衛生教育講師な
どを。個人向けには、LINEを使ったダイエットや禁煙のサポート、アロマセラピー体験
を行っています。
看護師と保健師の資格取得後、病院で保健師として働きながら、12年前に労働衛生コン
サルタントの資格を取得。受験者は産業医が多いのですが、看護職で取得している方は、
東北では他に2人、宮城県内では私、只埜だけなのです。
労働衛生コンサルタント・看護師・保健師という3本の矢(プラス、介護支援専門員)を
駆使し、健康経営サポーターを務めます。
◆QandA
―労働衛生コンサルタントとして起業することは、もともと考えていましたか?
考えていました。労働衛生コンサルタントとして起業しようという構想は、18年前
から持ち続けていました。でも、"起業する"ということは、開業資金や仕事場所の
確保とか手続きとか、すごく大変だろうなというイメージがありました。
宝くじでも当らないと、開業なんてダメだろうと。
―起業のハードルを高く感じていたようですが、起業に至ったきっかけは、どんなこと
ですか?
alataと出会ったことがきっかけです。
"大崎市市民の禁煙をすすめる会"に在籍しているのですが、その会として毎年、古川
まつりに出展しています。昨年も出展参加した時、近くにalataも出展されていて、
何のお店かな?と興味が湧き、alataスタッフの方と初めてその時話しました。
創業支援をしていて、仕事場としても利用できる施設である、と。開業に必要な知識
や情報も教えて頂き、更に創業塾にも参加し、"これなら、宝くじが当らなくても開
業できそうだ!"と確信し、約3ヶ月間の開業準備を経て、今年の1月に起業に至りま
した。産業医助成金制度発足により、(仕事の)ベース確保の見通しが立ったことも
要因です。
―起業後、失敗したことや後悔したような経験は?
後悔は無いのですが。営業がうまくいかないと、心が折れそうになったり焦りを感じ
る時はあります。
―そのような場合は、どのように気分転換を図るのですか?
移動中の車内で、好きな音楽を聴く。自分で自分を奮起させる。それから、創業塾で
出会った人達と今も連絡を取り合っているのですが、同じ起業仲間がいて、みんな、
頑張っているなぁと思うと自分もまた頑張ろうと思えます。
―起業して良かった、と思うのはどんな点ですか?
自分のペースで仕事ができること。頑張った分が、きちんと自分の目で見えるような
環境となり、実感できるようになったことです。お勤めの頃は、自身の能力発揮度が
60%くらいにしか感じられなかったのですが、今は、120%駆使していると感じられ
ます。
―起業のタイミングについて、定年後とか考えませんでしたか?
構想期間中は、資金面からも定年後を考えていました。でも、今では逆に定年後では
無理だったかもしれないと思います。起業の準備や営業訪問を考慮すると、家庭環境
や身体的にも"今"が丁度良いタイミングだったと思います。
―これから起業をお考えの方々に向けて、お願いします。
仕事量や収入など、ある程度の安定した部分を作ること。私の場合は、4種類に分類
できるような内容なのですが、その中の一つをベースと決めて注力の配分を考えて
います。
また、やりがいを感じられることも大事だと思います。相談を受けたことで、お客様
の健康改善につながったと感じられると"良かったぁ、また頑張ろう!"と思います。